睡眠不足と認知症

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会社の休憩時間にニュースサイトを見ていると、睡眠不足の記事があったので読んでみました。睡眠と記憶力や認知症との関係が書かれていたので、ちょっと考えてみました。

1.睡眠不足と記憶力

僕が読んだのは「日経ビジネスオンライン」の「記憶力低下…原因は睡眠不足でたまる脳内物質!」と言う記事でした。その中でRESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックの白濱龍太郎院長という方が

「記憶を司るのは脳の海馬という部分ですが、睡眠時間が少ない子供はこの海馬の体積が小さくなっている。成人を対象にした研究でも、しっかり睡眠時間を取っている人のほうが記憶力が高いというデータが出ています」(白濱院長)

と話していました。

いったん眠ることで記憶が定着するので、アメリカの高校生を対象とした調査でも、7時間半以上の睡眠時間をとっている子の方が成績が良かったそうです。

確かに徹夜明けで何かをしようとしても、集中できなかったり小さなミスを連発したりと、記憶以外の部分でも色々な影響が出てきます。

2.睡眠不足と認知症

前出の白濱院長が以下のように認知症についても触れています。

「たまったβアミロイドは睡眠中に処理されます。年をとるとメラトニンというホルモンの分泌が減り、眠りが浅くなるため、βアミロイドがたまりやすくなる。日中に増えたβアミロイドを消すためには6時間半以上の睡眠が必要です」

このβアミロイドと言うタンパク質が脳内に溜まって神経細胞を破壊するのがアルツハイマー型の認知症だそうです。

そしてβアミロイドを溜めないためには、6時間半以上の睡眠が必要とのことで、忙しい時は30分程度の昼寝が認知症防止に効果があるそうです。

3.自分に当てはめてみると

高校を卒業するまで、平日は23時に就寝して翌朝7時前に起きると言う生活サイクルでした。徹夜でテスト勉強することもなく、土日も極端な夜更かしや朝寝坊もありませんでした。

当時の記憶力がどうだったかは何とも言えませんが、学校の成績はテストも含めて中の上くらいだったので、特別物覚えが悪くはなかったと思います。

会社に入ってからずっと3交替勤務なので、就寝時刻はまちまちですが、早い時は24時就寝で6時起床、遅い時は深夜2時就寝で12時起床、夜勤の時は午前中3時間と午後2時間に分けて寝ています。

社会人になってからの睡眠時間を学生時代と比べると、就寝時刻が遅くなっていますが後ろにスライドしただけで睡眠時間はほとんど変わっていないか、むしろ長くなっています。

記憶力に関しては、極端に悪くなっていないと思いたいですが、若い頃に比べると勉強しても記憶に残りづらくなっているように感じます。

アルツハイマー型認知症に関して知識や経験を持ち合わせていないのでよくわかりませんが、記事を読むと睡眠不足が一因であると思えます。

自分の場合はどうか当てはめて考えてみると、アルツハイマー型認知症に関してはリスクがあまり高くはないように思います。

4.まとめ

  • 睡眠不足は記憶力低下を招く
  • 慢性的な睡眠不足は認知症の発症リスクが高くなる
  • 認知症の発症リスクを抑えるには、十分な睡眠時間を確保できない時に30分程度の昼寝が効果的

この事を記憶に留めて、忙しい時こそ睡眠不足にならないように気をつけていきましょう。

それでは、今日はこの辺で。

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