
今回は、周期性四肢運動障害(以下PLMD)の検査入院のお話しです。
- 初回受診と検査準備
- 検査入院当日の就寝前
- 検査当日、就寝
- 検査終了後
- まとめ
1.初回受診と検査準備
受診することに決めた病院は睡眠外来のある精神科の病院で、副医院長先生が周期性四肢運動障害の専門医でした。
病院に連絡を取って2ヶ月後の初回受診日、まずはこれまでの状況について問診を受け、前回の「寝ている間に足が激しく動くのは病気なんだろうか?」で書いた内容と持病や服薬の有無、その他に血液と尿の採取をして検査日を決めました。(私は他にも「潰瘍性大腸炎」と言う持病があり投薬治療中です。その話は別の機会に書く予定です。)
検査当日は15時までに受付、その後検査の詳しい説明を受けて検査開始とのことでした。
2.検査入院当日の就寝前
検査に当たって、以下のような検査機器を取り付けました。
- 頭に脳波を測定する電極
- 鼻に呼吸を測定する管(鼻の穴には入れません)
- 口元には歯ぎしりを測定する筋電図用の電極
- 手足の動きを測定する筋電図用の電極
- 各電極からのケーブルを中継するボックスが入ったポシェット
これらを装着して検査準備は出来上がりです。なお、機器の取り付けは検査技師と看護師の二人がかりで装着に小一時間かかりました。
実際の検査はトイレ付きの個室で一晩過ごします(夕食、朝食付き)。
検査中の注意事項は、
- 測定結果への影響を考慮してスマホを含めた電子機器やテレビ・パソコンなどモニターのある機器の使用禁止
- 本やラジオは検査に影響がないためOK
- ケーブルに繋がれているため部屋の外へ出られない
- 夜間はトイレの明かりを点けてドアを少し開け、ビデオ撮影の照明にする
とのことでした。
検査自体は眠っている間に脳波や身体の動きを測定するので、就寝時間までは非常にヒマです。テレビやスマホ、PCは禁止なので、夕食以外の時間はひたすら持参した本を読んで過ごしました。もともと読書が好きで、過去にはほぼ毎日小説を読んでいましたが、検査当時は本から遠ざかっていたので、久々の読書三昧でした。
携帯ラジオも持参していたのですが、検査部屋の位置が悪いのか電波が入りづらく、早々に諦めました。
3.検査当日、就寝
そんな読書を満喫しているうちに就寝時間となりましたが、全く眠くありません。それもそのはず、いつもは深夜1時前後にベッドに入るのが、この日はまだ21時や22時。とりあえず横になってみましたが、眠れない原因は時間だけではありませんでした。
まずひとつ目は、トイレからの灯りが結構眩しい。と言うのも、寝ている時の動きを撮影するためカメラが設置されており、そのために必要な照明としてトイレの灯りをつけてドアを少し開けておくように言われていました。トイレは奥行きがありドアと便器は結構離れているので、用を足す姿はカメラに映りませんが、眠るのにもトイレに行くのにも気分の良いものではありません。
ふたつ目はケーブルが繋がっているポシェットです。手足や頭から出たケーブルがポシェットの中のボックスを経由して測定機器に繋がっているので、身体から離す訳にいかず、非常に邪魔で寝返りも一苦労でした。
みっつ目が一番の問題ですが、検査そのものによる緊張感です。心配性で緊張しやすい性格なので、検査でいつもの様に足が動かなかったらどうしようとか考えると、余計に目が冴えてしまいます。
4.検査終了後
そんなことを言っても、人間いつかは眠ります。実感としては、非常に浅い眠りだった様に思いますが眠れたようです。
朝になり、機械を外して朝食を摂り、その後お風呂へ。電極を付けるためジェルをあちこち塗られたので、それを落とすために入院患者用のお風呂に入って全ての工程が終了。
測定結果の評価をしてから、後日主治医の先生より『周期性四肢運動障害』のお墨付きを頂きました。
5.まとめ
周期性四肢運動障害の検査入院は、こんな感じです。
- 1泊2日で睡眠中の状態を測定する。
- 体中に色々な電極を取り付ける。
- 検査結果に影響があるため、検査中のPCやテレビなどのモニターを見ることは禁止。
- 検査終了後、結果の評価をし後日詳細な説明を受ける。
このような流れで検査は進みます。
周期性四肢運動障害の疑いがある方や、検査を考えている方の参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、この辺で。
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