周期性四肢運動障害

中途覚醒について

今回は「中途覚醒について」です。

最近は深夜1時以降に寝る事が多いですが、トイレに行きたかったり、早朝のカラスの鳴き声だったり、寝返り打った時だったりと理由は様々ですが、殆ど毎日途中覚醒してます。

いつからそうなったか記憶を遡ってみると、ダイエットのウォーキングを始めた頃だったような気がします。今はウォーキングしていませんが途中覚醒してます。大体が寝返りを打とうとして目覚めます。なので、一晩で何度も目覚める事があります。寝返りの時に目覚めるのは普通なのでしょうか?

最近ではあまりないですが、トイレに行きたくて起きる事も以前は良くありました。お酒を飲んだ日は余計にですが、お酒を飲んでいなくてもほぼ毎日同じような時間に目覚めてました。お酒以外の水分は今と変わりはないので、水分の取りすぎではないような気もします。

他には、寝る前に心配事があると寝付きが悪くなる上に突然夜中に目覚めてそのまま眠れなくなる事があります。元々神経質なところがあって、そのために寝ててもずっと気になっているようです。似たような感じで、次の日早く起きなければならない時(特に遊びに行く時は余計に)は、夜は寝付けず朝は予定より早く目覚めています。

途中覚醒とはちょっと違いますが、目覚ましが鳴る前に前夜セットした炊飯器の炊き上がりのお知らせ音でも目覚めます。いつものことだから目覚ましセットしなくてもいいと思いますが、万一気付かないと大変なので鳴らない目覚ましをかけています。

全般的には眠りが浅いようです。遊びに行く時や心配事がある時は、昔から早起きでしたが、寝返りで目覚めることはなかったので、昔に戻って朝まで目覚めず眠りたいです。

一体原因は何なんでしょう?

今回も、とりとめなく中途半端な感じですが、この辺で。

次回は「定期受診について」の予定です。

眠りの傾向

今回は、記憶にある限りの僕の「眠りの傾向」です。

まず、小学校2~3年生頃までは夜9時に寝て、朝6時半頃に起きてました。9時間半も寝ていたんですが、朝はもっと寝ていたかった記憶があります。その後中学校に入るまでは、朝は同じような時間に起きてましたが、夜は10時頃まで起きてました。相変わらず朝は眠かったと記憶しています。

そう言えば、小学校時代は夏休みにラジオ体操があったので、学校に行くより早い6時起きだった様な気がします。今考えると休みなのに早起きしなければならないのは理不尽ですよね。

中学校から高校にかけては、朝7時起床夜11時就寝が基本パターンでした。当時は深夜ラジオが流行っていて、クラスでも結構な人数が聞いていましたが、僕はどうにも夜更かしが苦手で日付が変わる前には寝てました。その割に朝食を摂ってから登校時間になるまでの20~30分くらいの間、ソファでうたた寝してました。

こうして見ると、見事な8時間睡眠で今とは比べ物にならないくらい規則正しい生活でした。それが高校卒業後、一変します。

就職先は3交替勤務のため、夜勤前後に昼寝したり、夜遅く帰った翌日に早朝勤務だったり、時には夜勤の後寝ないで遊びに行ったりとかなり不規則な生活を20数年続けています。

自分では平日が休みだったり、昼間に自由時間があるので出かけやすかったり、これまで特別身体の不調がなかったので、3交替が向いていると思っていました。でも、周期性四肢運動障害となってからは、長年の交替勤務も影響しているのかなぁと思う事があります。ただ、今も昔も早起きが苦にならないのは変わっていないところです。

結婚してからしばらくは、夜更かしした翌日や休みの日でも朝8時過ぎには目覚めて一人ビデオを見たりネットサーフィンしてましたが、ここ1~2年は昼まで寝ていることが多くなりました。

会社に入ってからはショートスリーパーだと思っていましたが、今は眠りが浅い分長時間寝ている様な感じです。

その他にこれを書いていて思い出したのが、夜勤前に仮眠すると高確率で怖い夢を見て眠れないことが、ここ数年あることです。周期性四肢運動障害と因果関係があるのかないのか不明ですが、そんなこともあるという話です。

取り留めのない内容ですが、今回はこの辺で。

次回の話しは「周期性四肢運動障害以外の持病について」の予定です。

周期性四肢運動障害の初回受診までのいろいろ

今回は初回受診までにあったことを、ちょっと細かく紹介しようと思います。

  1. 症状の発覚
  2. 病名探しと自覚症状
  3. まとめ

1.症状の発覚

数年前に遡ります。

結婚当初は床に布団を敷いて寝ていました。そんなある日、妻から「凄い勢いで左足が動いていたよ。まるで走っているみたい。大丈夫?」と言われました。自分では何もなく普通に眠れていたし、走ったり追いかけられる夢を見た覚えもないので、「別になんともない。」と答えていました。

この頃はまだ症状が軽かったのか、たまに足が動く程度でしたが、それも日が経つにつれてほぼ毎日に動くようになり、その度に「昨夜も動いていた。」とか「気になって眠れない。」とか言われていました。

いつも動くのは左足で、左足の上に右足を乗せて眠ってみたり、寝る前に足が動かないよう自分に言い聞かせたりしてましたが効果がなく、最後は足を縛って眠ろうかとも考えました。(足を縛って眠ったら、夜中や朝起きた時に寝ぼけて転ぶと思いやめました。)

この時期は朝起きるといつも妻から気になって眠れないとか夜中にうるさいとか言われ続けていたので、正直眠るのも朝起きるのも怖くなっていました。

また、妻は僕の左側に寝ているために、布団からベッドに変えた後はマットレスの振動が伝わり被害甚大だったようで、僕への風当たりも強くなってきていました。(あまりひどいときには、僕の事を蹴っ飛ばしていたそうです。)

2.病名探しと自覚症状

そんなことがしばらく続いて、なにかおかしいと思いネットで検索するようになりました。そこで目に留まったのは「周期性四肢運動障害」と「むずむず足症候群」の二つです。

結婚後に分かった症状はほぼ間違いなく周期性四肢運動障害でしたが、「むずむず足症候群」にも心当たりがありました。と言うのも、独身時代に眠ろうと布団に入ると、足の置き場がない感覚と言うかじっとしていられないと言うか、何とも言えない感じになることが良くあり、そんな時は足を震わせるとすっきりしていました。その時は決まって右足だったように記憶しています。

その他に自覚症状として前夜は5~6時間は眠っていたにもかかわらず、日中に歩いたり体を動かしていても酷い眠気がおさまらない日が何度もありました。(この日中の眠気は病院で薬を処方されるまで時々ありました。)

その頃は「普通に眠ったのに眠いなんて、疲れが溜まっているのかなぁ」程度に思っていました。事実、独身時代のその時期はダイエットとしてほぼ毎日1時間~1時間半のウォーキングを続けていた時であり、肉体的な疲れが溜まりやすかったように思います。

3.まとめ

ただ、周期性四肢運動障害とむずむず足症候群を同時に発症する人も多いようなので、僕も独身時代には気が付いていなかっただけで、すでに両方を発症していた可能性が高いと思いました。最近でも仮眠前に薬を飲むようにする前は、右足がむずむずして眠れないことが何度かありました。

眠りたいのに寝つけないのは辛いですよね。

それでは、今回はこの辺で。

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周期性四肢運動障害の治療法とその状況

今回は検査入院後から始まった治療の状況を少し詳しくお伝えします。

  1. ビ・シフロールの処方
  2. ビ・シフロールの服用方法と効果
  3. 転院後の状況

1.ビ・シフロールの処方

前回の入院検査で周期性四肢運動障害と診断され、治療が始まりました。僕の場合は「ビ・シフロール」と言う薬を処方されました。これは神経に作用する薬です。

いろいろな方のブログやホームページでも書かれていますが、睡眠中に手足が勝手に動く原因は、寝ている間に本来は出ない神経伝達物質が不規則に分泌された影響で体が動くと考えられているようです。なので、その伝達物質を抑えるような薬を処方されました。

この薬はもともと「てんかん」や「パーキンソン病」の治療薬ですが、周期性四肢運動障害にも効果があるということで使われています。

2.ビ・シフロールの服用方法と効果

まず最初は薬の効果を確認するために、1日1錠就寝前の服用となりました。服用しての感想は、正直何か変わったという実感はありませんでしたが、妻からは「全然動いていなかった」と言われたので、確かに効果があるようです。

ただ、睡眠中の途中覚醒が以前と変わらずあるのは別の原因があるのかなと思います。その後も1日1錠を継続して1年を過ぎた頃、たまに足が動いていると言われるようになり、定期受診時に主治医の先生に相談してみました。

その結果、1日1錠を1日2錠にして様子をみることになりました。

3.転院後の状況

去年(2015年)の春に転勤のため転院することになりました。転勤先には周期性四肢運動障害の専門医はいないので、主治医の先生から信頼できる医師を紹介してもらい、月に1回通院するようになりました。

転院前に1日2錠に増量して様子を見ていましたが、すぐに動きが収まったので1日2錠を続けていました。

ところが去年(2015年)の11月頃から昼間に仮眠を取っていると足が動くようになりました。仕事柄、夜勤のため昼間の仮眠が必要ですが、仮眠中にそれまでなかった足の動く感覚が自分で分かるようになりました。

新しい主治医の先生に相談すると、「最大6錠まで使えるので、うまく調整して」と言われました。そうは言っても、自分の判断だけで増やすのもどうかと思い、何度か先生と相談して仮眠前に1錠服用することにしました。

年末から夜勤以外の日は1日2錠、夜勤の時は通常服用分のほかに仮眠前+1錠としましたが、仮眠から起きた時のスッキリ感が全然違います。当面はこの服用パターンで様子を見ていこうと思います。

4.まとめ

これまでの治療をまとめると、

  • 現在使用している治療薬は「ビ・シフロール」。
  • ビ・シフロールは神経に作用し、睡眠中の神経伝達物質の分泌をおさえる。
  • ビ・シフロールは、もともと「てんかん」や「パーキンソン病」の治療薬だった。
  • 服用の上限は1日6錠まで。
  • 僕の服用状況は、就寝前に1錠を1年位継続して効果が薄れて、就寝前に2錠とした。最近は夜勤前の仮眠時に更に1錠服用して良い状態が続いている。

こんな感じで薬の効果を感じながら、日々の快適な睡眠を確保しています。

とりあえず、今日はこの辺で。

次回は「周期性四肢運動障害の初回受診までのいろいろ」の予定です。

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周期性四肢運動障害の検査入院とその結果

病院のベッド

今回は、周期性四肢運動障害(以下PLMD)の検査入院のお話しです。

  1. 初回受診と検査準備
  2. 検査入院当日の就寝前
  3. 検査当日、就寝
  4. 検査終了後
  5. まとめ

1.初回受診と検査準備

受診することに決めた病院は睡眠外来のある精神科の病院で、副医院長先生が周期性四肢運動障害の専門医でした。

病院に連絡を取って2ヶ月後の初回受診日、まずはこれまでの状況について問診を受け、前回の「寝ている間に足が激しく動くのは病気なんだろうか?」で書いた内容と持病や服薬の有無、その他に血液と尿の採取をして検査日を決めました。(私は他にも「潰瘍性大腸炎」と言う持病があり投薬治療中です。その話は別の機会に書く予定です。)

検査当日は15時までに受付、その後検査の詳しい説明を受けて検査開始とのことでした。

2.検査入院当日の就寝前

検査に当たって、以下のような検査機器を取り付けました。

  • 頭に脳波を測定する電極
  • 鼻に呼吸を測定する管(鼻の穴には入れません)
  • 口元には歯ぎしりを測定する筋電図用の電極
  • 手足の動きを測定する筋電図用の電極
  • 各電極からのケーブルを中継するボックスが入ったポシェット

これらを装着して検査準備は出来上がりです。なお、機器の取り付けは検査技師と看護師の二人がかりで装着に小一時間かかりました。

実際の検査はトイレ付きの個室で一晩過ごします(夕食、朝食付き)。

検査中の注意事項は、

  • 測定結果への影響を考慮してスマホを含めた電子機器やテレビ・パソコンなどモニターのある機器の使用禁止
  • 本やラジオは検査に影響がないためOK
  • ケーブルに繋がれているため部屋の外へ出られない
  • 夜間はトイレの明かりを点けてドアを少し開け、ビデオ撮影の照明にする

とのことでした。

検査自体は眠っている間に脳波や身体の動きを測定するので、就寝時間までは非常にヒマです。テレビやスマホ、PCは禁止なので、夕食以外の時間はひたすら持参した本を読んで過ごしました。もともと読書が好きで、過去にはほぼ毎日小説を読んでいましたが、検査当時は本から遠ざかっていたので、久々の読書三昧でした。

携帯ラジオも持参していたのですが、検査部屋の位置が悪いのか電波が入りづらく、早々に諦めました。

3.検査当日、就寝

そんな読書を満喫しているうちに就寝時間となりましたが、全く眠くありません。それもそのはず、いつもは深夜1時前後にベッドに入るのが、この日はまだ21時や22時。とりあえず横になってみましたが、眠れない原因は時間だけではありませんでした。

まずひとつ目は、トイレからの灯りが結構眩しい。と言うのも、寝ている時の動きを撮影するためカメラが設置されており、そのために必要な照明としてトイレの灯りをつけてドアを少し開けておくように言われていました。トイレは奥行きがありドアと便器は結構離れているので、用を足す姿はカメラに映りませんが、眠るのにもトイレに行くのにも気分の良いものではありません。

ふたつ目はケーブルが繋がっているポシェットです。手足や頭から出たケーブルがポシェットの中のボックスを経由して測定機器に繋がっているので、身体から離す訳にいかず、非常に邪魔で寝返りも一苦労でした。

みっつ目が一番の問題ですが、検査そのものによる緊張感です。心配性で緊張しやすい性格なので、検査でいつもの様に足が動かなかったらどうしようとか考えると、余計に目が冴えてしまいます。

4.検査終了後

そんなことを言っても、人間いつかは眠ります。実感としては、非常に浅い眠りだった様に思いますが眠れたようです。

朝になり、機械を外して朝食を摂り、その後お風呂へ。電極を付けるためジェルをあちこち塗られたので、それを落とすために入院患者用のお風呂に入って全ての工程が終了。

測定結果の評価をしてから、後日主治医の先生より『周期性四肢運動障害』のお墨付きを頂きました。

5.まとめ

周期性四肢運動障害の検査入院は、こんな感じです。

  1. 1泊2日で睡眠中の状態を測定する。
  2. 体中に色々な電極を取り付ける。
  3. 検査結果に影響があるため、検査中のPCやテレビなどのモニターを見ることは禁止。
  4. 検査終了後、結果の評価をし後日詳細な説明を受ける。

このような流れで検査は進みます。

周期性四肢運動障害の疑いがある方や、検査を考えている方の参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、この辺で。

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眠っている間に足が激しく動くのは病気なのか?

僕は今現在、「周期性四肢運動障害(以下PLMD)」と言う病気を持っています。その症状に気付いてから病院を探すまでの話です。

  1. 病気の発覚は、結婚でした。
  2. 病名は「周期性四肢運動障害」と言うらしい。
  3. 困った時の保健師さん頼み

1.病気の発覚は、結婚でした。

ことの始まりは結婚でした。2011年に結婚して奥さんと一緒に寝る様になり、しばらくすると「夜中に凄い勢いで何かを蹴っている。」と言われました。その時は「そんな事もあるんだ。」と思い、しばらく放っておきました。

結婚から半年くらいは床に布団を敷いて寝ていたので、たまに言われる程度でしたが、ベッドを購入して一緒に寝るようになると、毎日ではないのですが夜中に足が動くことが続き、奥さんが「ベッドが揺れて眠っていられない」と言うようになりました。

この時はじめて自分でもおかしいと思い、ネットで調べてみました。(この頃のことは別の機会に詳しく話そうと思います。)

2.病名は「周期性四肢運動障害」と言うらしい。

ネットで調べてみると「周期性四肢運動障害(PLMD)」と言う病名にたどり着きました。

症状としては、

  • 睡眠中に手や足などが通常ではあり得ないくらい激しく動く
  • 朝起きると動いていた部分のだるさや疲れが残っているけれど、何をしたか覚えがない
  • 日中の激しい眠気

などがあるようです。そして一番の問題は「本人に手足が動いている自覚がないまま、睡眠が妨げられているため慢性的に寝不足になる」ことです。

自分の症状に当てはまり、この時点でどうやら自分は病気らしいと分かりました。でも、その先どうしたものか迷いました。そもそも、聞いた事のない病気で近くに見てもらえる病院があるとも思えなかったからです。

3.困った時の保健師さん頼み。

僕の勤めている会社は本店とその他の事業所に分かれていて、全ての事業所ではないですが保健師さんが常駐していました。当時在籍していた事業所には幸い保健師さんが常駐していたので相談したところ、本店の保健師さんと本店の産業医の先生を経由して、専門医のいる病院を2ヶ所紹介して頂きました。(この時病院を紹介して下さった保健師さん方と産業医の先生には、とても感謝しています。)

周期性四肢運動障害は、同じ睡眠障害の睡眠時無呼吸症候群とは違い、普通の総合病院や呼吸器科系の病院では検査ができません。

今回紹介された病院はどちらも呼吸器科系の検査だけではなく、睡眠外来がある精神科の病院でした。

まずは、比較的家から近い(とは言っても一般道を車で1時間半くらい)病院に電話したところ受診まで3ヶ月待ちとのことだったため、もう一方(家から車で高速を使って2時間くらい)の病院にも確認すると2ヶ月待ちという返答でした。

いろいろ考えた末、できるだけ早く受診できた方が良いという結論に達し、遠い方の病院に行くことにしました。

病院での初診についてはこちらをどうぞ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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ごあいさつ

明けまして、おめでとうございます。

本日、2016年1月1日よりブログを始めました「寝福老」(ねふくろう)と申します。

眠っている間に勝手に手足が動く「周期性四肢運動障害」(しゅうきせいししうんどうしょうがい)の実体験を中心に情報発信していきたいと思います。

同じような症状に悩まされているご本人とご家族の参考になればと思い、この正月をきっかけにブログに挑戦してみました。

自分がこの病気に気付いてからのことを分かりやすくお伝えするとともに、自分の備忘録として長く続けていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。